会社を経営する上で基本的に資金繰りには融資は欠かせない。
200万借りたら、元金200万円と年利分の利息を銀行に支払わなければならない。
その計算方法が複雑なので、記しておく。
金融機関が出している返済明細書には、年利や利息や元金など金額と共に書かれてはいるもののそれについての見方はどこにも載っていない。
直接金融機関に問い合わせる以外見つける術がないと感じた。
下記に簡単な例を書いておく。
例 令和2年3月が決算の会社で、令和2年2月1日に200万円(元金の総額)借りていたとして、年利1%(年にかかる利息の割合)で返済するとする。毎月の元金の返済額が4万円としたときの利息の出し方はどうなるか?支払日は3月1日から毎月1日支払いとする。
※あくまで固定金利の場合
利息は
支払う前の元金の総額 × 年利 × 前の支払日以降から支払日までの日数 ÷ 365日
上記で計算ができるので、
最初の支払いにおける利息は
200万 ×1% × 28日 ÷ 365 = 1534円
利息は上の金額となる。
結果的に支払額(元金 + 利息)は、
41,534円である。
肝心なのは2回目からの計算だが、
元金の総額が196万円となるので、これに年利をかける形となる。
2回目の利息(4月1日支払い)は
196万 × 1% × 31日 ÷ 365日 = 1664円
結果支払額の総額は、
41664円となる。
上記のように計算していけば、利息も支払い総額も自分で計算ができるというわけである。
ということで、明細書が手元にある場合は、上記を参考して金額が一致するか確かめてもらえばと思う。
上実際には返済明細書に支払いが終わるまで利息の金額はしっかりと明記されている。
間違いがある場合は、金融機関に問題があるが、自分で確認出来るに越したことはない。
同じように困った人がいたら一助となればと思う。
少し脱線するが、法人の決算が3月だとして毎月月末が支払日だと問題ないが、返済日が月初めだとしたら翌期の4月1日に支払われる利息の中に、3月2日から3月31日までの利息も含まれるので、未払利息として仕訳をしなくてはならない。
上記のようなケースでの計算を確かめる時にも、計算式を理解している方が間違いが起こりにくいので、是非参考にしてほしい。
それでは、、
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