鬼滅の刃の富岡義勇という人物がある一言を放った。
その発言があまりにも心に刺さるので振り返る。
第一話で主人公の竈門炭治郎が
鬼になってしまった妹を庇い、どうにか元に戻したいと強く願う。
鬼は人間を食べる性格を持っているがゆえに、
基本的に抹殺すべきであるところで、
何故人を食い殺す鬼を庇うかという
ところを問いただすシーンである。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!
みじめったらしくうずくまるのはやめろ!
そんなことが通用するなら お前の家族は殺されていない!
奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が 妹を治す?
仇を見つける? 笑止千万!!
弱者には何の権利も選択肢もない!
ことごとく強者にねじ伏せられるのみ!!
妹を治す方法は鬼なら知っているかもしれない。
だが鬼共がお前の意思や願いを尊重してくれると思うなよ !
当然俺もお前を尊重しない。
それが現実だ!!!」
自分自身あまりアニメの中で言葉で心に響くことはないが、
今回のこのセリフは今の資本主義の日本において、
非常に重なる部分を感じた。
生殺与奪の権を他人に握られせるな!
特にこの言葉は自分の心に強く残っている。
生きるも殺すも与えるも奪うも他人任せというのは、
奴隷と主君との関係を表している。
確かに、この世の中も雇用契約という下で、
労働者も雇用者によって生殺与奪の権を握られている。
細かくは様々な法律で労働者も守られてはいるものの、
クビと言われたら一発で社会的に抹殺をくらうわけだから、
そういう見方もできなくはない。
資本主義において、
弱者には何の権利もないというのは言い過ぎだが、
権力がある強者によって主導権は握られているのも事実。
人によってアニメ、ドラマや映画何をとっても
見え方や感じ方は違うとは思うので、
今回は自分自身が過度に捉えているだけかもしれない。
自分が感じたことそのまま書いたらこんな感じでしたと。
コメント