はじめに

みなさんは労働組合と聞いてなにを思い浮かべますか??
ストライキ!給料の値上げ!とかでしょうか。
今回の記事では労働組合に属しているものの立場から労働組合について見ていきます。
労働組合のしくみ
労働組合に属している人は、その会社で仕事をしていないのでしょうか??
いいえ、そんなことはありません。
A株式会社の労働組合に属している人は、同時にA株式会社の社員です。
しかし、A株式会社に属しているからと言って、必ずA社の労働組合に属さなければいけないというわけではありません。
加入は任意になりますが、大手の企業だと、組合に属さないと昇給できないなど黒い部分も多くあります。

ただ、いずれにしても組合に入るか否かは任意となります。
もっとも、先日、JR東日本の労働組合の分裂騒動があったように、
組合員数の減少=組合参加は任意
であることがわかるかと思います。
労働組合の役割

- 組合員の不満・苦情などを会社側に伝える場を設け、職場の風通しを良くする・改善する。
- 職場のルールや賃金・労働時間などを話し合いの場を設け、労働条件を改善する。
- 不当な解雇や安易なリストラなどを少なくし、企業の雇用を安定させる。
- 評価体制を明確化し、従業員が納得して働ける職場環境に改善する。
- 経営に関する情報を入手しやすくするとともに、従業員への透明性をだす。
役割としては大きく分けて5個あります。
他にも、倒産や企業売却の時に労働組合は役割をもちますが、基本は上記の5つです。
現場で働く従業員への恩恵

ずばり!あまり感じられません。
私の会社では、組合費として次に数百円を
給料天引きされています。
本来であれば、その組合費に関しては、
支店や、事務所ごとに毎月数千円あつまるので
レクや、催し物をやってもよいとされています。
しかし、そのレクや催し物は誰が企画するのでしょうか??
➡️下っ端の若年次社員です。
これが、労働組合の闇が深いところです。
従業員が働きやすくするために催し物を実施する
⬇️
お金は使っていい(給料天引き)
⬇️
企画は自分たちでやって。
これが大企業の構図です。
※一部例外を除く
良くも悪くもうまくできております。
結果的に、組織として上記5つの役割を果たす上では大切な組織ではありますが、
現場レベルでは通常業務の負荷となっております。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は社員レベルの視点から労働組合について記載しました。
みなさんの属する会社の労働組合はどうでしょうか?
今一度、労働組合のあり方について考えるきっかけになればうれしいです。
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