今回は減価償却についてやっていく。
簿記を学ぶ上で避けて通ることが出来ない分野である。
気合を入れて学んでいこう。
減価償却とは
建物、備品、車両などの固定資産は、
使用することによって年々価値が減っていく。
そこで、決算において当期中に生じた価値の減少分を見積もり、
その分だけ固定資産の帳簿価額を減少させるとともに、
同額を費用として計上する。
この手続きを減価償却といい、
減価償却によって費用計上される金額を
減価償却費【費用】という。
減価償却費を計算するさいの3要素
減価償却費は固定資産の取得原価、耐用年数、残存価額の3つの要素を使って計算する。
それぞれの意味は次のとおりである。
減価償却費を計算するさいの3要素
- 取得原価:固定資産の購入にかかった金額
- 耐用年数:固定資産の利用可能年数
- 残存価額:その固定資産を耐用年数まで使用したときに残っている価値
減価償却費の計算
減価償却費の計算方法にはいくつかの方法がありますが、
3級で学習する方法は定額法である。
定額法とは、固定資産の耐用期間中、
毎期同額だけ減価償却費を計上するという方法で、
減価償却費は次の計算式によって求める。
1年分の減価償却費=(取得原価ー残存価額)÷ 耐用年数
例1
決算において、当期首に購入した建物(取得原価10,000円、残存価額は取得価額10%、耐用年数30年)について、
定額法により減価償却を行う。
減価償却費を計算しなさい。
減価償却費 300円
※
残存価額:10,000円×10%=1,000円
減価償却費:(10,000円ー1,000円)÷30年=300円
最後に
今回は減価償却の基本中の基本をおさらいした。
減価償却は様々なパターンで登場するので、
まず基本を押さえておこう。
bye
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