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試験概要
前回の記事では宅建登録実務講習における概要とスクーリングの内容をお伝えしました。
今回は、講習の最後に行われる修了試験についてお話します。
試験概要は以下の通りです。
①試験時間 60分
②試験範囲 実務講習の内容
※2.にて詳しく説明します。
③形式 マークシート20問筆記20問
④合否 8割以上正解で合格
⑤持ち込み ワークシート、資料集 演習ワークブックについては持ち込み可
以上となります。
次の項目で試験範囲について詳しく説明します。
筆記試験(マークシート)
マークシートの問題と筆記の問題では、それぞれ出る箇所が限られております。

まずはマークシートの問題の範囲を説明します。
試験に関しては持ち込みが可能なので、出る箇所については事前に付箋やマーカーでチェックをしておきましょう!
下記の事項をテキストの目次から探してマーカーをしておきましょう!
多く感じるかもしれませんが、60分という限られた時間で合格するための最短のやり方だと思います!
- 守秘義務について(業法45条、75条の2)
- 宅地建物取引士の責務(記名押印)
- 重要事項説明の意義(消費者保護と取引の安全)
- 国際的問題としての人権問題(基本的人権の尊重)
- 受付業務における留意点(回答方法)
- 物件調査の意義(物件の物理的状況・権利関係・法令上の制限)
- 物件調査の種類と内容
- 物件調査の留意点
- 公募調査等の目的
- 地番と住居表示の違い
- 公図の信頼性
- 地積測量図・建物図面等の取得
- 共同担保目録
- 住民基本台帳・戸籍等の調査における、取引当事者の住所・氏名の変更の経緯
- 住民基本台帳・戸籍等の調査における、当事者が制限行為能力者である場合
- 面接聞き取り調査・現地調査における、権利の主体の確認
- 面接聞き取り調査・現地調査における、占有者の確認
- 生活関連施設調査の意義と目的および注意点
- 都市計画図による調査
- 斜線制限の種類
- 日影規制の対象区域
- 価格査定における宅地建物取引の価格の種類
- 意見の根拠の明示義務
- 媒介と代理の違い
- 媒介契約の業務処理状況の報告義務
- 標準媒介契約約款の内容 報酬返還請求の理由
- 標準媒介契約約款の内容 直接取引
- 標準媒介契約約款の内容 特別の依頼に係る費用について
- 標準媒介契約約款の内容 更新手続きについて
- 標準媒介契約約款の内容 媒介契約の解除
- 標準媒介契約約款の内容 特約について
- 不動産広告 取引形態の明示義務(業法34条1項)
- 構成競争規約制度
- 構成競争規約の規制対象者
- 元金均等返済方式と元利均等返済方式のメリットとデメリット
- 条件交渉とは
- 交渉の繰返しによる合意の成立
- 公簿売買
- 引渡し前のの滅失損失
- 重要事項説明の局長通達(平成15年7月10日付国総動71号)
- 供託所等に関する説明(業法35条の2)
- 宅建業法47条1号の重要な事項(告知義務)
- 不動産売主等による告知書の提出について
- 私道に関する負担に関する事項
- 住宅性能評価を受けた新築住宅である場合、その内容
- 報酬を請求できる3つの要件
- ローンの申し込みの確認と期日管理
とても長くなってしまい申し訳ございません。
しかし、テキストの目次からこれらを1つずつ探し出し(テキストにより言葉じりは多少異なるかもしれませんが)マーカーをつけることで、テストで効率よくマークシート問題が解けるようになります。
多少めんどくさいかもしれませんが、
参考にしてみてください。
試験範囲(筆記試験)
次に筆記試験の試験範囲になります。
「筆記試験」と聞くと難しいイメージがあるかもしれません。

しかし、筆記試験に関しては出題範囲がかなり限られております。
この記事を読んで対策をしていきましょう!
まず、試験では大きな冊子が配られます。
その中から必要な情報とそうでない情報を識別する必要があります。
ずばり!必要な箇所は下記の4点です!
- 登記事項証明書(対象建物)
- 登記事項証明書(対象土地)
- 住民票
- 設定事例の売買契約を行った日の内容
この4つのみです!
資料には他にもたくさんの情報が載っておりますが、全てダミーととらえて良いでしょう。
試験では上記4つの資料の内容を問題である売買契約書(案)、重要事項説明書に転記をしていきます。
転記がベースなので暗記は全く必要ありません!!
より具体的に申し上げると、
土地や建物の所在・家屋番号・種類および構造・床面積を転記するような問題ばかりです。
上記の資料をみて該当箇所を転記するだけですのでご安心ください!
以上が試験範囲となります。
スクーリングをこれから受ける方、是非頑張ってください!
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